ヒトゲノム多様性研究室



個体差 集団史 自然選択

Human Genome Diversity

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ヒトゲノムとは、私たちヒトの染色体23本のDNAに含まれる遺伝情報全体( 全ての遺伝子と非遺伝子領域を合わせた情報)をいいます。

ヒトゲノム配列の解読が完了し、ヒトゲノム全体に含まれる遺伝子の数は約2万3千個だということが分かりました。さらに集団レベルの解析を進めるにつれて、ヒトのゲノム中には1つだけ塩基が異なっている箇所(一塩基多型; SNP)、数塩基単位の繰り返し配列(マイクロサテライト)、1Kbp以上の長さをもつゲノム配列の重複や欠失により、そのコピー数に個体差があるゲノム領域(コピー数多型;CNV)が多数あり、ヒトゲノムの多様性が大きいことが分かりました。そして、このような、違いによって、個人間に様々な表現型の差が生じていることも分かってきました。

現代人のゲノムには、祖先が経験してきた様々なイベント( 自然選択、集団分岐、混血、移住、集団サイズの変化など)の痕跡が残っています。近年の塩基配列解析技術の進歩によって、集団レベルの進化に関する新たな仮説を提唱したり、それを検証するのに十分なデータを得ることができるようになりました。また、個々の遺伝子を詳細に解析することで、表現型と関連する多型の進化的意義やその遺伝子の機能的重要性を考察することもできます。私たちは、実験( ゲノム多様性解析)と理論研究(統計解析、数理解析) に基づき、ヒトの進化史、遺伝子型と表現型との関係、分子進化機構の解明を目指して研究を行っています.


Topics


ポリネシア人の倹約遺伝子変異について調べた特任研究員の中さんの論文が、Journal of Human Genetics にアクセプトされました。(2017年3月19日)

タイマヒドン大学からUnchanaさんが来日されました。デング出血熱の関連解析を行います。(2016年10月17日)



学生募集


 博士課程・修士課程・卒業研究生を募集しています。当研究室の研究に興味のある方は、大橋までご連絡ください。

 juno-tky☆umin.ac.jp (☆を@に変更してください)




最終更新日:2017年4月21日