現代、生命科学は非常な勢いで進歩している。しかし、その中にあって、流行に惑わされないで、10年後、20年後に時代をリードする研究者の養成を私たちの専攻は目指している。そのために、21世紀COEプログラム、グローバルCOEプログラムの中心専攻の1つとして、国際的かつ最先端の研究・教育を行っている。この中には、最先端の分子レベル・細胞レベルの研究・教育は言うに及ばず、個体成立、生命多様性、生命圏の研究・教育が含まれる。同時に、私たちの専攻では、大学院生の自主性・自立性を重視する。こうした最先端の知識、広い視野、深い生命の理解をもち、かつ自立して研究のできる大学院生を育てることで、時代をリードする研究者への道を提供してきた。 たとえば、こんなことが証拠になろうか。日本学術振興会賞という若手研究者(45歳まで)の賞としては日本で最も権威のある賞がある。平成16年(第1回)~19年度に医学農学を加えた生命系の受賞者が33名あり、その中で私たちの専攻出身者が4名を占めたのである。